【感想】劇場版「オーバーロード」聖王国編を観てきた！

2024年9月29日2024年10月6日

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(c)丸⼭くがね・KADOKAWA刊／劇場版「オーバーロード」聖王国編製作委員会

STORY

聖王⼥カルカを元⾸とするローブル聖王国は、
その国⼟を⻑⼤な城壁に守られ平和な時代を謳歌してきた。
しかし、突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜⼈連合軍の侵攻によって、
安寧はいともたやすく崩れ去ってしまう。

聖騎⼠団⻑レメディオス、神官団⻑ケラルトをはじめ、聖王国は戦⼒を結集し迎え撃つも、
ヤルダバオトとの圧倒的な⼒の差に為すすべもなく、国家は崩壊の危機に直⾯していた。

レメディオスはヤルダバオトに対抗しうる⼒を求め、
⾃らの聖騎⼠団と従者ネイアを伴い、とある国へと助けを請いに向かった。
その国の名はアインズ・ウール・ゴウン魔導国。
聖王国の⼈々が忌み嫌う、アンデッドが統べる異形の国家であった――。

アインズ・ウール・ゴウン魔導王陛下万歳！　＞挨拶

「オーバーロード」と言えば原作「丸山くがね」、泣く子も黙るアインズ様とその従者たちが圧倒的なパワーで世界を蹂躙していくダークヒーローものです。

アニメは既に4期まで放送済であり、今回は原作の1エピソード「聖王国編」を135分の映画として劇場公開、時間軸的には4期の7話と8話の中間にあたるお話になります。

初見の方はこのエピソードだけで全てを理解というのは中々難しいかと思いますが、観ていて損はない！

というわけで、いつものように感想です。

【感想】オーバーロードは映画でもやはりオーバーロードだった！　ダークファンタジーが好きな方におすすめ！

さて、原作を読んでいた方やアニメを見ていた方には説明不要のこの作品、今回も相変わらず人がバッタバッタと死んでいきます。それは女子供関係なしで力がないものはみんな殺される。

こういうダークファンタジーを好むのってやはり男性が多く、今回鑑賞した際も男女比は95：5って感じでした。個人的には女性が観に来ていることに少しびっくりしたのですが、鑑賞年代的にも30代より上が明らかに多く、日頃の鬱憤が溜まっているのを映画で発散したいのかなぁと思ったとか思わなかったとか。

本編前にSDキャラにデフォルメされたアインズ様と従者たちの鑑賞マナー講座があるのですが、本編には刺激が強いシーンが多いから注意しろみたいな件があって少し警戒したのですが終わってみれば全然平気でした。

だって、アニメシリーズにはもっと酷いシーンがたくさんあったから！！

とはいえ、CV：早見沙織だから、結構重要人物なんだろうなと思っていたら、本編始まってすぐに顔面強打されて死亡したカルカ様、かわいそうに・・・

これこれ！！　オーバーロードはやっぱりこれだよ！！

と、俺が興奮したとかしなかったとか　※原作小説は未読です

オーバーロードがウケるのはその土壌があるから！

なんというかSAOから始まった、いわゆる異世界転生ものと呼ばれる作品全般に言えることですが、主人公が最初から圧倒的な力を持っていることがデフォルト。その強靭なパワーで敵を薙ぎ倒していく姿に興奮するというか感動するというか、わかりますかね？

まぁ、流行っているということはそれだけ実生活にストレスが溜まっている人が多く、俺と同じような気持ちで映画を観ている方が多いんでしょう。世の中は理不尽なことが多く、もし自分に力があったらなんて思うこともある、だからこそエンターテインメントがウケるわけです。

そういった面でアニメの時も思っていましたが、このオーバーロードという作品は実によく出来ていて、今回の映画でも唸らされます。

原作を知っていれば120%、知らなくても80%は楽しめる？

原作やアニメからのファンであれば120%楽しめること間違いなし！　聖王国編に絞ったお話なのでアインズ様大好きアルベドがほとんど出てこないことに個人的不満はありますが、戦闘シーンも大迫力でIMAX版を先に公開したのは納得せざるを得ません。

また、本編を知っているに越したことはありませんが、ダークファンタジーものが好きであればこれ単独でも楽しめないことはありません。モモンって誰なの？　とか、ところどころに疑問は浮かぶとは思いますが、主人公サイド以外は基本的に全て初登場キャラクター達なので、心配であれば鑑賞前に公式サイトでストーリーとキャラクター紹介を少しだけチェックすれば良いかと思います。

それで映画面白かったらぜひ本編にも触れてみて欲しいなと思います。