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CAPAが季刊になり、時代は「読む」よりも「見る」なのかと感じる。

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CAPAが季刊になる。5月の下旬、iPadでデジタル版を読みながらそのニュースを知った。

1981年に創刊らしく、今まで約40年以上も月間で頑張ってくれていた。

休刊ではなく季刊なだけマシなのかもしれないとは思うが・・・

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CAPAが季刊になり、時代は「読む」よりも「見る」なのかと感じる話

アサヒカメラ、日本カメラ、カメラマン、フォトテクニックデジタル、僕がカメラを始めた2013年頃には存在していたが、今は休刊している雑誌たちだ。

当時は月に何冊も発売されるので、どれを買おうかなと悩んでチョイスしていたくらい。

それくらい盛り上がっていたし、読まれていたのだろうと思う。

この10年間でエンタメ関係は一気に進んだなと感じる。

雑誌や漫画はデジタル配信が当たり前、映画やドラマ、アニメなんかも昔はレンタルが主流だったがサブスクに入ってさえいれば、定額で見放題。

以前、こんな記事を書いた。

今は少しだけ値上げをしているが、月額572円で雑誌が読み放題で、僕自身もCAPAやデジタルカメラマガジンはこのサブスク契約で読んでいる。

どうしても紙で読みたい場合はちゃんと紙媒体で買うこともある。でも、昔に比べて圧倒的に減った。昭和生まれの僕でさえこんな感じなのだから、僕以降や平成生まれ世代はもっと「読む」という文化から遠ざかっていても不思議ではない。

いや、「読む」から遠ざかっているというのは少し語弊があるか。「お金を払って読む」からは圧倒的に遠ざかっていると言った方が正しい。

世の中には無料のサービスが溢れている!

いつからだろうか。

サブスクは最低月額料金を払う仕組みだが、世の中には全く無料で利用できるサービスも溢れるようになった。

「今だけ全部読み放題」、「1日1話は無料」など、聞いたことがないだろうか。

デジタルで配信される漫画によくある手法だ。出版社的には制限を付けることによって続きが気になる読者を惹きつけ購買に向かわせようとしているのだろうが、本当に一定数無料のまま利用して終わる層がいる。昔はその層が少なかったように思うが、今は増えてきているように感じる。

「読む」よりも「見る」に重点を置く層が増えている!

YouTubeが流行り始めたあたりから「読む」よりも「見る」にシフトしている人が圧倒的に増えている。読むというのは結構頭を働かせる作業であるが、見るというのは気軽だからだ。

また「見る」の利点もある。読むだけではわからなかった細かい部分が、動画だと実際にわかりやすいというのは僕自身も感じている。

だからであろう。カメラを趣味にしている人も、昔はプロカメラマンのテクニックや写真を見て憧れることが多かったが、今は身近なYouTuberに思いを馳せている。

CP+でプロよりも動画配信者が圧倒的にもてはやされている現状を見れば、まぁ、とはなる。それが良いか悪いかは個人的な観点になってしまうので控えるが、時代の流れなんだろうなとは思う。

でも、写真には「読む」、「見る」どちらも必要だ!

さて、ここまでつらつらと書いてきたが、写真は「見る」ものだ。ブログでも動画でもSNSでも、一度も写真を投稿したことがないという人はいない、それくらい身近な存在だ。

でも、個人的には圧倒的に「読む」力があった方が良い媒体だと考えている。

写真を見て、それを推測する。どのような状況か、楽しかったのか、悲しかったのか、そこはどこなのか。そういう思いを想像する。

普段そこまで考えないかもしれないが、写真には人の思いがあり、どんな写真もバックボーンがある。それはやはり見るではなく、読むだと思うし、推察するには「読む」媒体の方が都合が良いのではないかと思うのだ。

だから、写真には「読む」、「見る」両方が必要である。

CAPAの季刊化から少し話が遠ざかっているか。

このご時世に雑誌として体裁を保っていくのかがいかに大変なのかは感じさせられる。それは僕には推測するしかできないが、やはり季刊でも雑誌として残してくれるのはありがたい。

まとめ

結局、今後月間で読めるのはデジタルカメラマガジン、フォトコン、くらいか。寂しいなとは感じるが時代の流れなのでしょうがない。

ブログという文化も動画文化におされているが、僕はこの先ものんびり続けていきたいなとは思っている。だから、皆さんももうしばらくは付き合ってくれたら嬉しい。

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