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【感想】映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」、フォージャー家のおでけけ!

2023年12月24日

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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
(c)2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 (c) 遠藤達哉/集英社

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』

テレビアニメから人気に火がついて、今や子どもから大人まで楽しめるスパイアニメとして大好評なSPY×FAMILY。その映画が12月22日に公開されました。例外なく私もこの作品にハマっている口で、映画化が発表された時から楽しみに待っていました。早速劇場に足を運んできたのでその感想です。

【感想】映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」

あらすじ

イーデン校では学校を挙げての調理実習が行われることに。しかも優勝には〈星ステラ〉が与えられるらしい! 〈星ステラ〉を獲得して任務を進めたいロイドは、審査委員長の大好物「メレメレ」を作るため、伝統菓子の本場「フリジス地方」への家族旅行を提案。しかし道中、アーニャは「ある秘密」を手に入れてしまい、謎の男たちに狙われることに――!!

世界一壮絶な家族旅行が始まる――

家族をテーマにした誰もが楽しめるエンターテイメント!

原作はオペレーション梟(ストリクス)を遂行するためにロイドが擬似家族を形成することから始まるハートフルなコメディです。父親役のロイド、妻役のヨル、娘役のアーニャ、ペットの犬ボンド。みんなが個性的なキャラクターで、不器用ながらも家族としてやっていく様子にクスっとしたり、時には涙したり、作品を見終わった後、温かい気持ちになれる、そんな作品です。

劇場版は完全新作として描かれるオリジナルストーリーで、SPY×FAMILYを知っている人はもちろん、知らなかった人も楽しめるように丁寧な作りになっています。

映画の冒頭はメインキャラクターの紹介パートになっており、3人+1匹が家族を形成するに至ったかの理由と役割、スパイだったり、殺し屋だったり、超能力者だったり、そういったところがちゃんと補足されているので安心です。

がんばるます! なアーニャが可愛い!

「メレメレ」を作るため、家族旅行として「フリジス地方」にお出かけをするところから物語はスタートします。原作でもアニメでもアーニャは可愛いですが、映画ではさらに磨きが掛かっています。

射的屋でのコミカルなシーン、家族への思いを胸に秘めているシーン、一生懸命アレを我慢しているシーン。全編を通してアーニャの魅力が詰まっており、どれもが印象的です。

アレの神様が登場するシーンは世界中の子どもが大好きで映画館は笑いに包まれていることでしょう。

また今回アーニャは結構デフォルメされており、顔もかなり七変化するので見ていて飽きません。物語の最後、3人で協力するシーンなんて、ここまで顔が崩れるのかと笑ってしまいました。

ヨルさんの最強さを改めて感じられる!

ヨルさんってめちゃくちゃ強くて、可愛いんです!!

物語の前半、勤め先のいつもの3人から浮気の兆候を教えられて、それをロイドに当てはめてオロオロしている様子が本当に可愛い。彼女にとって、擬似家族からスタートした関係がいつしか大切なものになっているんだなと。

家族のことになると本当にいじらしくて奥手、でも「いばら姫」になると無茶苦茶強い。これは最強の妻です。いや、アニメを見ている頃から、ヨルさんって強いなぁと思ってはいたんです。

でもね、飛行船の上を走ったり、銃撃の嵐を交わしながら相手に向かっていく様子は、もう人間じゃないでしょ! って唸ってしまいました笑。

家族を思い少しずつ変わっていくロイド!

ロイドの任務遂行のため形成された擬似家族。非情な男だった彼が、少しずつ変わっていくのが作品の魅力でもあります。この家族旅行もアーニャに〈星ステラ〉を取らせるという一心で最初は動いていますが、後半にかけ家族の思いを知り、行動が変わっていく。家族になっていってるんだと感じられる心温まるシーンの一つです。

ヨルさんが強すぎるので、ロイドの強さが影に隠れがちなのですが、安心してください。大活躍しています。にしても、ロイドさん、飛行船も運転出来るなんて凄すぎる! そして、その言い訳に納得しているヨルさんも微笑ましい!

ボンド良かったね!

原作のクルーズ旅行の際は置いてけぼりだったボンド。今回はちゃんと一緒に旅行に連れて行って貰えて良かったねとなりました。彼が出てくるシーンはコミカルな場面が多く、ボンド+アーニャの能力が重なると事件の幕開けです。個人的にはいつもヨルさんのご飯に怯えているのが可愛いですし、アーニャが何かやらかしそうな時に、イヤイヤ! となりながら結局は巻き込まれてしまうのがツボです笑。

レストランに入れなかったシーンで悲しんでいたけれど、お姉さんにご馳走なご飯貰えて良かったね!

最後は劇場でアーニャと一緒に笑顔になろう!

重いテーマを抱えつつ、ホームコメディの看板を背負ったこの作品。原作漫画やアニメが好きな人はもちろん、初見の方も含めて楽しめる映画に仕上がっています。子どもから大人、おじいちゃん、おばあちゃんまで老若男女誰が見ても、最後は心が温まって、ちょっとだけ幸せな気持ちになれる。ああ、家族って良いな、SPY×FAMILYって良いなって。

最後は劇場でアーニャと一緒に笑顔になれます!

まとめ

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 特典冊子

そんなわけで個人的にも大満足な劇場版でした。TVシリーズの第2期はこの冬で終了になり、3期が待ち遠しいところではありますが、首を長く待ちつつ、今回は締めたいと思います。

  • この記事を書いた人

ささのは

風景やポートレートを撮っています。
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