ワイヤレスフラッシュトランシーバー「Cactus V6II」レビュー
今年の2月に発表されて、発売日が待ち遠しかった「Cactus V6II」がようやく発売されたので、早速購入しました。
簡単なレビューと紹介です。
Cactus V6IIでオフカメラストロボライティングを実現!
2016年の7月15日に発売されたCactus V6IIですが、7月18日現在、まだあまり市場には出回っていないようです。僕はたまたまフジヤカメラさんのHPで購入できることを知ったので、2個取り置きしてもらい中野まで足を運びました。
店員さんは、かなり少ない数しか入ってこなかったと言ってました。
中身は本体と日本語の簡易説明書、それと英語の説明書と全部で3点だけとかなり質素です。
さて、こちらの商品、説明の通り、ストロボをワイヤレスで使うためのものですが、それだけだったらCanonでも純正のトランスミッターがありますよね。でも、わざわざこちらを購入するくらい純正と比べてメリットがあるんです。
では何が違うのか?
1番のメリットとして、メーカー問わずストロボが1台あれば使い回すことができることです。普通、メーカー純正品は基本的に同メーカーの商品でしか組み合わせして使うことはできません。
Canon カメラ+Canon トランスミッター+Canon ストロボ→◯
Canon カメラ+Canon トランスミッター+Nikon ストロボ→×
Nikonのストロボは使えません。常識ですよね。
でもね、それって本当は常識じゃないんです。だって、Cactus V6IIを使えば、可能になりますから。
Canon カメラ+Cactus V6II(送信)+Cactus V6II(受信)+Canon ストロボ→◯
Canon カメラ+Cactus V6II(送信)+Cactus V6II(受信)+Nikon ストロボ→◯
Cactus V6IIが送信機にも受信機にもなって、カメラの制御とストロボの制御をやってくれるのでメーカー関係なくなるんですよね。なんて優れもの!
2番目のメリットとして、もうお気づきかもしれませんが、Cactus V6IIが受信機の代わりをするということは、ストロボ本体はワイヤレスに対応していなくても良いということなんですよね。ワイヤレス対応のストロボって案外高い。そんな不満をこの商品は解決してくれます。
でね、購入する際に1つ気をつけて欲しいんですけど、1台買っただけじゃ役に立たないので、最低2台用意してくださいね。
というのも、前述の通りカメラに取り付ける送信機とストロボにつける受信機と2台必要になるからです。ストロボ本体がワイヤレスに対応していたとしても、Cactus V6IIには対応していませんから絶対買ってください。
カメラとストロボにそれぞれ装着。個体差があるんだと思いますが、電池を入れるところが硬くて壊してしまいそうだったので、同じような方は注意してください。
設定は説明書を読めば簡単にできたので省略。
フィギュア「牧瀬紅莉栖」を撮ってみた
ストロボを使うに当たって、うちにはアップできるような被写体がないことに気づきました。で、せっかく中野に行ったので、これ用にフィギュアを仕入れ。本人の趣味で牧瀬紅莉栖です。
この番号の位置にストロボを置いています。ストロボにはディフューザーを使用。
ストロボなし
①正面
②天井バウンス
③左斜め後方
④右斜め後方
⑤左斜め後方
⑥右斜め後方
⑦真上
まとめ
ワイヤレスで撮ったのは今回が初めてだったのですが、自由に光の当たる位置を動かせるというのは素晴らしいなと思いました。
特に野外でポートレートを撮る方なんてワイヤレス環境は必須ですよね。
まだ触り始めたばかりですが、しばらくは楽しめそうです。今年はストロボもマスターできるよう努力しようと思ったのでした。
使用カメラ:EOS 6D
使用レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
使用ストロボ:スピードライト 600EX-RT
使用ワイヤレスレシーバー:Cactus V6II
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