【2015年冬】初心者におすすめしたい!人気のデジタル一眼カメラ6選!
今年の6月に初心者におすすめの一眼カメラの記事を書いたら驚くほど反響がありました。新しくカメラを始めたいと思っている方がたくさんいることがわかり、僕的にはとっても嬉しかったです。
世の中にはいろいろな趣味がありますが、カメラ・写真は本当に良いです! いろんな思い出を形に残せますし、また、あちこちに出かけたくなるので運動にもなります。
余談ですが、この間僕は結婚したのですが、結婚式にはカメラサークルで仲良くなった友人も参加してくれ、たくさんの写真を撮ってくれました。素敵な写真が手元に残り一生の宝物です。カメラを趣味にしたら、こんな素敵なことだってあるんです。
今回は、いまカメラを始めようと思っているみなさんに、2015年冬時点でのおすすめのデジタル一眼カメラを紹介したいと思います。
※前回の記事で一眼レフとミラーレスの違いについて説明しているので、良かったら下記記事も参考にしてください。
今回はセンサーサイズも考えてみよう!
前回の記事で一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの違いについては説明しましたが、センサーサイズには詳しく触れていなかったのであらためて勉強しましょう。
一般的にカメラには写真を写すためのセンサー(撮像素子)が搭載されています(上図参照)。その種類は大小さまざまで、この大きさによって写真の画質が決まります。
ミラーレスはマイクロフォーサーズかAPS-C(フルサイズもある)、一眼レフではフルサイズかAPS-Cが現在の主流になります。ここでせっかくだから一番画質の良いフルサイズ! といきたいところですが、ちょっと待ってください。
良いものには当然お金がかかります。金銭的に余裕がある方はそれでも良いですが、大抵の人はそうではないはず。そして、これからカメラをずっと趣味にするかどうかはまだわかりませんよね。最初は色々いじれてお手ごろなものを買っておきましょう。本当に欲しいものはそれからでも遅くありません。
どうでしょう? センサーサイズの大きさについて何となく理解できたでしょうか? とりあえず、センサーが大きければ画質が良いことさえ覚えておけば問題ないと思います。
そこまで理解できたら、今日の本題に移ります。2015年冬時点で僕がおすすめだと思う、デジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラをそれぞれ紹介させて頂きます。
デジタル一眼レフカメラのおすすめ
まずはデジタル一眼レフカメラからです。一眼レフカメラについては、最低でもセンサーはAPS-Cが採用されていますので、選ぶのは必然的にフルサイズかAPS-Cの2択になります。初心者であれば、APS-Cを買うのが良いでしょう。フルサイズと行きたいかもしれませんが、何より金額が高く、気軽に始められません。
というわけで、今回はAPS-Cからおすすめを紹介。
EOS 8000D(Canon)
主な特長
○約2420万画素の高画質
自社開発・自社生産CMOSセンサー搭載。常用ISO感度100~12800○高速オートフォーカス
撮りたい瞬間を逃さない。光学ファインダーによる、オールクロス19点AFセンサー搭載○EOS初搭載 HDR動画
進化したフルハイビジョンEOSムービー。HDR動画、最大約10倍の動画デジタルズーム搭載○本格的な操作系
上面の表示パネル、サブ電子ダイヤル、電子水準器など撮る意欲を駆り立てる本格的な操作系
KissシリーズのX8iが圧倒的なネームバリューで売れてはいますが、個人的にはこちらの機種をおすすめします。たった1万円の差ならこちらを買った方が断然良いです。
実写レビュー:新製品レビュー:キヤノンEOS 8000D(実写編) – デジカメ Watch
D5500(Nikon)
主な特長
○気軽に持ち出せて、操作がタッチで簡単。
どこへでも気軽に連れ出せる小型・軽量ボディー。そしてデジタル一眼レフカメラがはじめてでも直感的に使いこなせるタッチパネル&バリアングル液晶モニター。○泣く、笑う、遊ぶ。すべての君をこの高画質で。
表情を細部までくっきりと鮮やかに捉える有効画素数2416万画素の高画質。そして薄暗いところでもブレなく美しく撮影できる最高常用ISO感度25600の高感度設計。○どんなに動いても、だいじょうぶ。
39点AFシステムで速い動きもしっかりフォーカスをキープ。最高約5コマ/秒の高速連続撮影で決定的瞬間を逃さず撮影。
バリアングルモニターとタッチパネルがとっても便利で使いやすいです。タッチパネルはNikonでは初の搭載機種。Family Nikonをうたうだけあります。
実写レビュー:[PY] フォトヨドバシ Nikon D5500 SHOOTING REPORT | photo.yodobashi.com |
K-S2(PENTAX)
主な特長
○世界最小 防塵・防滴仕様&バリアングル液晶モニター搭載
幅約122.5mm、厚さ約72.5mmのクラス最小サイズを実現。同時にフレーミング自在のバリアングル液晶モニターも搭載。○フィールドの美をのがさず描写する卓越した性能と画質
視野率約100%の光学ファインダー、暗さや動きに強い高性能オートフォーカス、画質最優先を貫いたローパスフィルターレス設計。○Wi-Fi & NFC対応でシェアする楽しみがもっと身近に
Wi-Fiに対応。スマートフォン用の専用アプリで手元からリモート撮影でき、転送、写真閲覧、SNSへのアップロードが行えます。さらに、NFC対応のスマートフォンなら、かざすだけでペアリングが可能。
今回紹介した3機種の中では唯一ファインダーにペンタプリズムを搭載で、視野率100%! これだけでも買う価値があるでしょう。
実写レビュー:[PY] フォトヨドバシ PENTAX K-S2 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
3機種の比較
機種名 | EOS 8000D | D5500 | PENTAX K-S2 |
---|---|---|---|
メーカー | CANON | ニコン | リコー |
発売日 | 2015/4/17 | 2015/2/ 5 | 2015/3/ 6 |
価格 (2017/1 現在) | ¥84,000 | ¥80,000 | ¥61,000 |
レンズマウント | キヤノンEFマウント | ニコンFマウント | ペンタックスKマウント |
総画素数 | 2470万画素 | 2478万画素 | 2042万画素 |
有効画素数 | 2420万画素 | 2416万画素 | 2012万画素 |
撮像素子 | APS-C 22.3mm×14.9mm CMOS | APS-C 23.5mm×15.6mm CMOS | APS-C 23.5mm×15.6mm CMOS |
ローパスフィルターレス | ○ | ○ | |
ISO感度 | 標準:ISO100~12800 拡張:ISO25600 | 標準:ISO100~25600 | 標準:ISO100~51200 |
連射撮影 | 5 コマ/秒 | 5 コマ/秒 | 5.5 コマ/秒 |
AF測距点 | オールクロス 19点AFセンサー | 39点測距 (うち、9点クロス) | 11点測距 (中央9点はクロスタイプ) |
測距検出範囲 | -0.5~18EV | -1~+19EV | -3~18EV |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 | 1/4000~30 秒 | 1/6000~30 秒 |
内蔵フラッシュ | ○ | ○ | ○ |
ファインダー形式 | ペンタミラー | ペンタミラー | ペンタプリズム |
ファインダー視野率 | 95/95 | 95/95 | 100/100 |
ファインダー倍率 | 0.82 | 0.82 | 0.95 |
撮影枚数 | 440枚 | 820枚 | 480枚 |
液晶 | 3.0型104万ドット | 3.2型104万ドット | 3インチ92.1万ドット |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 | バリアングル液晶 |
タッチパネル | ○ | ○ | |
動画 | フルHD(30p) | フルHD(60p) | フルHD(30p) |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
防塵防滴 | ○ | ||
サイズ(幅x高さx奥行き) | 132 x 101 x 78mm | 124 x 97 x 70mm | 122.5 x 91 x 72.5mm |
重量(本体) | 520 g | 420 g | 618 g |
ミラーレス一眼カメラのおすすめ
続いてミラーレス一眼カメラのおすすめです。こちらはセンサーサイズは様々で、一番小さいものではPENTAXのQシリーズがありますが、コンデジとセンサーサイズがほとんど変わりません。コンパクトが一番の売りの機種で、一眼の画質を期待して買っては後悔することになります。
それゆえ、ミラーレスを買う際は、センサーサイズにも注意して買う必要があると言えます。僕的にはマイクロフォーサーズ以上を買ってもらいたいです。
なので、今回はマイクロフォーサーズ以上のセンサーサイズのものから厳選しました。
LUMIX DMC-GF7(Panasonic)
主な特長
○かんたん、キレイに、自分を撮影 自分撮り&簡単操作
上方向に約180度傾けられる、チルト式タッチパネルモニターを搭載。
モニターで写りを確認しながら自分撮り・友だちとの記念撮影を行えるので、構図やポーズを工夫して、思い出に残る写真を撮影できます。○見たままの印象を写真に 高画質&高い描写力
解像度と感度を両立した16M Live MOS センサーを採用しました。半導体の製造工程に最先端の微細化プロセスを導入することで、フォトダイオードの受光面積を拡大。これにより、広いダイナミックレンジを実現させるだけでなく、高ISO感度時でも低ノイズの高精細な画像を実現しました。○持ちたくなる、見せたくなる 小型・軽量・デザイン
GF7Wキットは、GF6Wキット比、体積ベースで約36%も削減。本体質量は約44g軽い、約236gのGF7。女性の手になじみやすい小型・軽量な一眼カメラは、気軽に持ち歩けて、本格的な撮影を日常で楽しむことができます。○手軽にアートな写真を楽しむ 多彩な表現機能
撮影時に、好みの色調に合わせた表現が楽しめるクリエイティブコントロールを搭載。選べる効果は全22種類。
小型で軽量、まさにどこにでも気軽に持ち運べるカメラですね。デザインも可愛いですし、特に女性におすすめします。
実写レビュー:[PY] フォトヨドバシ Panasonic LUMIX DMC-GF7 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
EOS M3(Canon)
主な特長
○高画質
約2420万画素CMOSセンサー&DIGIC 6による美しい写真表現。常用ISO感度100~12800(拡張ISO25600)。○オートフォーカス
ハイブリッドCMOS AF III搭載により、更なる高速化・高精度化を実現。条件によっては位相差AFのみで合焦。○レンズ・アクセサリー
マウントアダプター EF-EOS Mの使用でEFレンズ・EF-Sレンズが装着可能。電子ビューファインダーEVF-DC1にも対応○多彩な機能
わかりやすい言葉で画づくりできる新機能、クリエイティブアシスト。その他撮影を楽しむ機能が充実。
ファインダーが別売りなのでその点はネックかも知れませんが、将来的にフルサイズを買うかもしれない人にはあえておすすめしたいです。マウントアダプターを使えば、豊富にあるEFレンズを使う事も可能です。個人的にCanonがようやくミラーレスに力を入れる気になったかと感じさせられました。
実写レビュー:[PY] フォトヨドバシ Canon EOS M3 SHOOTING REPORT | photo.yodobashi.com |
α7 II(SONY)
主な特長
○5軸ボディ内手ブレ補正
世界初フルサイズ対応5軸手ブレ補正機構と35mmフルサイズセンサーを小型ボディに凝縮。一般的なレンズ内補正式が採用する角度ブレへの対応に加え、シフトブレや回転ブレにも対応しています。○有効約2430万画素35mmフルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサー
集光効率が大幅に向上したほか、ダイナミックレンジのさらなる拡大や低ノイズ化を達成。高解像度、高感度・低ノイズ、広ダイナミックレンジのすべてにおいてバランスのとれた圧倒的な高画質を実現しています。○捕捉力と追随性をさらに高めた「ファストハイブリッドAF」
高速読み出しが可能なフルサイズセンサーと、フォーカス時のレンズ駆動ロスを抑える「空間被写体検出」AFアルゴリズムを備えた高速画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を連携させ、高速レンズ駆動制御システムを開発。AFレスポンスはα7比で約30%の高速化を実現。被写体捕捉性能と動体追随性能も向上。これにより、高速で精確なAFを実現しました。
初心だけどフルサイズ買うぜー、なおかつ、ミラーレスがいいぜー、な方におすすめの機種。小型化はSONYの十八番ですね。迷わず買ってもらいたい機種です。この上にはモンスターマシンα7R IIもいます。
実写レビュー:[PY] フォトヨドバシ SONY α7 II 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
3機種の比較
機種名 | LUMIX DMC-GF7 | EOS M3 | α7 II |
---|---|---|---|
メーカー | Panasonic | Canon | SONY |
発売日 | 2015/2/13 | 2015/3/26 | 2015/3/ 6 |
価格(最安値) (2015/11 現在) | ¥52,000 | ¥68,000 | ¥177,000 |
レンズマウント | マイクロフォーサーズマウント | キヤノンEF-Mマウント | α Eマウント |
総画素数 | 1684 万画素 | 2470 万画素 | 2470 万画素 |
有効画素数 | 1600 万画素 | 2420 万画素 | 2430 万画素 |
撮像素子 | フォーサーズ 4/3型 LiveMOS | APS-C 22.3mm×14.9mm CMOS | フルサイズ 35.8mm×23.9mm CMOS |
ローパスフィルターレス | |||
ISO感度 | 標準:ISO200~25600 拡張:ISO100 | 標準:ISO100~12800 拡張:ISO25600 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO50、64、80、51200 |
連射撮影 | 40 コマ/秒 | 4.2 コマ/秒 | 5 コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~60 秒 | 1/4000~30 秒 | 1/8000~30 秒 |
内蔵フラッシュ | ○ | ○ | |
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー XGA OLED Tru-Finder | ||
ファインダー視野率 | 100/100 | ||
ファインダー倍率 | 0.71 | ||
撮影枚数 | 液晶モニタ使用時 :230枚 | 液晶モニタ使用時:250枚 | EVF使用時:270枚 液晶モニター使用時:350枚 |
液晶 | 3インチ 104万ドット | 3インチ 104万ドット | 3インチ 122.88万ドット |
可動式モニタ | チルト式液晶 | チルト式液晶 | チルト可動式液晶 |
タッチパネル | ○ | ||
自分撮り機能 | ○ | ||
動画 | フルHD(1920×1080) | フルHD(1920×1080) | フルHD(1920×1080) |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
防塵防滴 | ○ | ||
サイズ(幅x高さx奥行き) | 106.5×64.6×33.3 mm | 110.9x68x44.4 mm | 126.9×95.7×59.7 mm |
重量(本体) | 236 g | 319 g | 556 g |
まとめ
まとめてみると、一眼レフカメラについては夏に紹介した機種が全く同じ顔ぶれでラインナップとなりました。半年くらいではおすすめは揺るがずですね。また、3機種とも価格が半年前に比べると大分こなれてきたようで、より買いやすくなったのはポイントが高いです。
一方ミラーレスカメラですが、こちらはラインナップを入れ替えさせて頂きました。オリンパスについてはあえておすすめしなくても良いかなと。逆に少しミラーレスに力を入れ始めたCanon、また独自性を貫くSONYを引き続きおすすめとしました。
フルサイズミラーレスのα7シリーズについては、買わないにしても店頭で手には取ってみて欲しいところ。SONYの技術の結晶が詰まった素晴らしい機種です。
今回紹介させて頂いた機種も、どれを買っても後悔はまずしないと僕は思っています。ぜひお手にとって、素敵なカメラライフを楽しんでください。
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