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【感想】劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」、私は13年待ったのだ!

2017年10月15日

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(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel] I. presage flower」

僕が初めてFateに出会ったのは2004年の1月30日。PC版の発売日だ。当時は18禁ゲーム全盛期。月姫で人気を博した同人あがりのTYPE-MOONが、商業で初めて発売するゲームということで大いに注目された作品だった。

結果は皆の知っている通り。1万本で大ヒットと呼ばれるPCゲーム業界で20万本近くを売り上げ空前の大ヒット。それもそのはず、魅力的なキャラクターとクリアまでに50時間はかかるであろう膨大なテキストで語られる重厚なストーリー。かくいう僕もハマりにハマって徹夜したのは良い思い出。

あれから13年。人気を博したFateは順調にアニメ化。スタジオディーン版「Fate」、「Unlimited Blade Works(劇場版)」、さらに制作会社を一新、ufotalbleにて「Fate ZERO」、TVアニメで「Unlimited Blade Works」を再映像化、と大ヒットを飛ばしました。

そして今回、桜が主役の僕得な「Heaven's Feel」がついに初映像化。しかも劇場で公開な上、三部作と来た! 製作は引き続きファンの評判の高いufotable。

ありがとう、ufotable。まじ感謝の言葉しかない。眠っていたFate熱、再燃しちゃったよ!

というわけで、簡単に感想。ネタバレはしない方向ですが、別にみんなゲームでかじって知ってるだろうから、多少のポカは多めに見てな。

ufotableによるファンの心を解っている「Heaven's Feel」

ファンには説明するまでもありませんが、Fateは聖杯戦争を舞台にした伝奇ノベル。全3章から構成されていて、今回公開されたのは間桐桜をヒロインにすえた第3章「Heaven's Feel」

第1章はセイバーをヒロインにした「ボーイ・ミーツ・ガール」な王道ルート(Fate)、第2章は遠坂凛をヒロインにしたバトルが熱い熱血ルート(Unlimited Blade Works)。「体は剣(つるぎ)で出来ている」なんて厨二っぽい言葉は記憶に新しいです。

「Heaven's Feel」は最終章で、これまで明かされなかった謎が一気に明かされていく物語。僕自身、いつかは映像化を期待してはいたのですが、ヒロインの桜の境遇が辛く、見ていられない上、エログロも3ルートの中で最も多いので、地上波で放送するのは難しいかなと感じていました。なので、劇場版の判断は正しかったと思います。

序盤から丁寧に描かれる桜との日常


(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

士郎と桜の初めての出会いからスタートする劇場版。ぎこちない桜が士郎の家に顔を出すようになって、どんどん士郎のことを好きになって、人間味を取り戻していく。思わず顔がにやけてしまう。この部分を本当に丁寧に時間を使って描いてくれている。控えめに言っても最高のアバン(導入部)じゃね? 桜、可愛いよ、桜。Eカップなのも含めて

この後の物語で活きてくる根幹になる部分でもあり、アバンでここを丁寧に描いたufotableの「Heaven's Feel」はもはや名作になる予感しかありませんでした。その分、共通ルートを簡潔に済ませ、時間の帳尻を合わせたのは良い判断だったんじゃないかな。

戦闘シーンはど迫力!


(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

劇場で見ると迫力が違う。家庭で見る際はどうしても音量を気にしてしまいがちですが、劇場はノープロブレム。動きまくるバトルアクションに大迫力の音響が加わり、気づいたら戦闘シーンを食い入るように見ていました。

バーサーカーとの初めての戦い、アサシンとランサーの戦い。特にアサシンとランサーの戦いは序盤の見せ場でもあり、スタッフの力が入っているのが伝わって来ました。そう、Fateは物語も最高なんだけど、バトルも最高で熱いんだよ!

これで第1章ですから、今後も期待が持てること間違いなし!

ZEROからの流れもあり、ファンならニヤリ


(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

ZEROを映像化したufoが劇場版も制作しているため随所に繋がりが見られます、それが思い入れのあるBGMで再現されるのだからファンはたまらない! セイバーも切嗣(過去)のことを覚えていてそのことについて話したり、登場人物のバックボーンに思い入れがあるほど、入り込めるのは良い作りですよね! ufoさん解ってるぅ!

TV版からの流れで主題歌に梶浦由紀とAimerを起用したのも素晴らしい。「花の唄」には桜の気持ちが詰まっていて、聞くだけで桜に思いを寄せることができます。

おじさん、いい歳だけどこの映画でボロ泣きしたんだ。

まとめ 第2章「lost butterfly」は2018年公開予定

本編が終わると2章の予告が流れるのですが、これは次も絶対に見よう! と思う大変素晴らしい第1章を鑑賞させてもらいました。twitterや各SNSの感想を見ても軒並み高評価ですね。みんな期待以上のものを見せてもらって、大満足じゃないでしょうか? 控えめに言っても最高ですよね!

惜しむべきは僕ごとですが、2日目なのに(だから?)もうパンフレットが売り切れていたこと。ひどい、あんまりだ! 桜推しの僕にひどい仕打ち! まぁ、2回目観に行くからいいですけどね!!

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ささのは

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