EOS R5が発表されたので、α7R IV、Z 7と比較してみた!
つい先日、CanonからEOS R5、R6が発表されましたね。スペックを見て、これが初めてのフルサイズミラーレスで発表されていればなぁ・・・と思った方も多いはず。もし、そうだったら今頃私もSONYに移行していなかっただろうなと。それくらい魅力的なマシンに仕上がっています。まぁ、今からまたCanonにマウントを戻そうとは思っていませんが、せっかくなのでスペックを見て盛り上がっちゃおうと思います!
EOS R5が発表されたので、α7R IV、Z 7と比較してみた!
というわけで、いつものように恒例の比較表です。
EOS R5とα7R IVとZ 7の比較表
機種名 | EOS R5 | α7R IV | Z 7 |
---|---|---|---|
メーカー | Canon | SONY | Nikon |
発売日 | 2020/7/下旬 | 2019/9/ 6 | 2018/9/28 |
実売価格(ボディのみ) (2020年7月現在) | ¥455,000 | ¥350,000 | ¥330,000 |
レンズマウント | キヤノンRFマウント | α Eマウント | ニコンZマウント |
総画素数 | 4710 万画素 | 6250 万画素 | 4689 万画素 |
有効画素数 | 4500 万画素 | 6100 万画素 | 4575 万画素 |
撮像素子 | フルサイズ 36mm×24mm CMOS | フルサイズ 35.7mm×23.8mm CMOS | フルサイズ 35.9mm×23.9mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50、102400 | 標準:ISO100~32000 拡張:ISO50~102400 | 標準:ISO64~25600 拡張:ISO102400相当 |
記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | JPEG/RAW | JPEG/RAW/TIFF |
連写撮影 | 電子シャッター時:最高約20コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約12コマ/秒 | Hi+時:最高約10コマ/秒 | 高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約9コマ/秒 |
シャッタースピード | 子:1/8000秒~0.5秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3.2インチ 210万ドット | 3インチ 144万ドット | 3.2インチ 210万ドット |
ファインダー形式 | 有機ELカラー電子ビューファインダー | 電子ビューファインダー UXGA OLED Tru-Finder | Quad-VGA OLED |
ローパスフィルターレス | ○ | ||
ファインダー倍率 | 0.76 倍 | 0.78 倍 | 0.8 倍 |
ファインダー視野率 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:220枚 液晶モニタ使用時:320枚 | ファインダー使用時:530枚 液晶モニタ使用時:670枚 | ファインダー使用時:330枚 液晶モニタ使用時:400枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード CFexpressカードTypeB | SDカード SDHCカード SDXCカード | XQDカード Sony製CFexpressカードTypeB(ファームウェアVer.2.2以降) |
スロット | ダブルスロット CFexpressカードTypeB/SDカード | ダブルスロット SDカード×2 | シングルスロット |
防塵防滴 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ |
タッチパネル | ○ | ○ | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ | ○ | ○ |
タイムラプス | ○ | ○ | |
ライブビュー | ○ | ○ | ○ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | チルト可動式液晶 | チルト液晶 |
GPS | |||
USB充電 | ○ | ○ | ○ |
RAW+JPEG同時記録 | ○ | ○ | ○ |
バルブ | ○ | ○ | ○ |
RAW | 14bit | 14bit | 12bit/14bit |
タイム | ○ | ||
PictBridge対応 | ○ | ||
セルフタイマー | 10/2秒 | 10/5/2秒 | 20/10/5/2秒 |
インターフェース | HDMIマイクロ、USB Type-C | マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ | USB Type-C、miniHDMI |
AFセンサー測距点 | 最大5940ポジション | 35mmフルサイズ時:567点(位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時:325点(位相差検出方式)、APS-Cレンズ装着時:247点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式 | 493点(静止画モード、撮像範囲FX、シングルポイントAF時) |
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
動画記録画素数 | 8K(8192×4320)29.97fps C4K(4096×2160)119.88fps 4K(3840×2160)119.88fps | 4K(3840×2160) 30p | 4K(3840×2160) 29.97fps |
ファイル形式 | MP4/RAW | XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | MOV/MP4 |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | H.264/MPEG-4 AVC | |
音声記録方式 | ALL-I/IPB:ACC/リニアPCM(選択可能) IPB(軽量):AAC | LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 | リニアPCM AAC |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.2 |
BLE(Bluetooth Low Energy) | ○ | ○ | |
Wi-Fi Direct対応 | ○ | ||
NFC | ○ | ||
サイズ(幅x高さx奥行き) | 138.5×97.5×88 mm | 128.9×96.4×77.5 mm | 134×100.5×67.5 mm |
重量(本体) | 650 g | 580 g | 585 g |
流石に直近で発売だけあって、他の2機種に優っている部分がたくさんありますね。鳥瞳AF、8K動画、最高8.0段の手ぶれ補正。
発表までは70万円くらいするんじゃないか? と言われていたEOS R5。でも、蓋を開けてみれば最安値で45万円、量販店価格では50万円でした。8K動画など意欲的なチャレンジも盛り込んでのこのお値段、Canonさん、頑張ったなというのが正直な感想です。
約4500万画素 35mmフルサイズCMOSセンサー
新開発の有効画素数最大約4500万画素 35mmフルサイズCMOSセンサーを採用。高性能映像エンジンDIGIC X、RFレンズとの組み合せにより、解像感、ノイズ、光学特性、 すべての要素から画質向上を追求。EOS最高解像性能を達成。
高画素まではいかないちょうど良いバランスでまとめてきましたね。昨今はカメラの高画素化が進み、ボディを買ったらPCも買い換えなければならないという状況になりがちなので、この辺は上手いなと思います。
世界最高8.0段の手ブレ補正
EOS初のボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載。IS非搭載のレンズと組み合せた場合でも、カメラとレンズの組み合せに応じて、広角側から望遠側まで適切な5軸手ブレ補正を実行。 さらに、手ブレ補正機構を搭載したRFレンズを装着した場合、 カメラとレンズの協調ISにより8.0段の補正効果を実現しました。この強力な手ブレ補正により、長秒時撮影時でも手持ち撮影が行えるなど、 撮影領域の自由度がさらに広がります。
Rが発表された時にボディ内手ブレ補正が搭載されておらず、心底がっかりした結果SONYにマウント替えをしました。わずか2年で全メーカーをぶち抜いて最高の手ブレ補正を実現。Canonさん、もっと早く実現してくれていれば・・・
世界初8K動画撮影
8K/30P動画で撮影。世界初の8K(8192×4320)/30P動画撮影を実現しました。12bit RAWの内部記録、 クロップなしでの撮影ができるため、EOSムービーの表現力をさらに拡大させます。 また、カメラ内で約3540万画素の静止画としてもJPEGで保存可能。高画質な写真素材として活用できます。
排熱問題の関係で時間制限があったり、オーバーヒート問題があったりと、色々残念な部分もあるようですが、まずは挑戦したことに敬意を示すべきでしょう。
動物(犬・猫・鳥)の 瞳・顔・全身検出
人物検出と同様に[EOS iTR AF X]を採用。 動物(犬/猫/鳥)の瞳・顔・全身検出の検出が可能です。 動物の大きさや、顔の向き、傾きに影響されにくい 高精度なピント合わせと追従を実現。 被写体をコントロールしにくく、 静止していることの少ない動物撮影でも、 安定的に被写体を追い続けることができます。
犬と猫はまぁともかく、鳥の瞳AFに対応したのは本当にびっくり。Canonのカメラを使う方には野鳥撮影がメインな方も多いと思うので、これは喜ばしいことだと思います。
EOS R6も出し惜しみしない新しいCanonさん!
R5と同時発表されたR6。いつもならR5との差別化の為に一生懸命差別化を測ろうと機能制限をつけるCanonさんですが、流石にSONYに対して焦りが見えるのか、R6も出し惜しみなく性能アップしてきました。
R5との違いはボディの堅牢性と画素数と動画性能くらいだと思います。
余談ですけど、このキャッチコピーをめっちゃ意識しているのが面白いですね。SONYのおかげでCanonも出し惜しみ商売ができなくなったと思うと、感慨深いです。
ついでなので、EOS R6とα7 IIIとZ 6の比較表も張っておきますね。
EOS R6とα7 IIIとZ 6の比較表
機種名 | EOS R6 | α7 III | Z 6 |
---|---|---|---|
メーカー | Canon | SONY | Nikon |
発売日 | 2020/8/下旬 | 2018/3/23 | 2018/11/23 |
実売価格(ボディのみ) (2020年7月現在) | ¥302,000 | ¥210,000 | ¥219,000 |
レンズマウント | キヤノンRFマウント | α Eマウント | ニコンZマウント |
総画素数 | 2140 万画素 | 2530 万画素 | 2528 万画素 |
有効画素数 | 2010 万画素 | 2420 万画素 | 2450 万画素 |
撮像素子 | フルサイズ 35.9mm×23.9mm CMOS | フルサイズ 35.6mm×23.8mm CMOS | フルサイズ 35.9mm×23.9mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~102400 拡張:ISO50、204800 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO204800相当 |
記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | JPEG/RAW | JPEG/RAW/TIFF |
連写撮影 | 電子シャッター時:最高約20コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約12コマ/秒 | Hi+:最高約10コマ/秒 | 高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約12コマ/秒 |
シャッタースピード | 電子:1/8000秒~0.5秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3インチ 162万ドット | 3インチ 92.16万ドット | 3.2インチ 210万ドット |
ファインダー形式 | 有機ELカラー電子ビューファインダー | 電子ビューファインダー XGA OLED Tru-Finder | Quad-VGA OLED |
ローパスフィルターレス | |||
ファインダー倍率 | 0.76 倍 | 0.78 倍 | 0.8 倍 |
ファインダー視野率 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:250枚 液晶モニタ使用時:360枚 | ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 | ファインダー使用時:310枚 液晶モニタ使用時:380枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード | SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo | XQDカード Sony製CFexpressカードTypeB(ファームウェアVer.2.2以降) |
スロット | ダブルスロット SDカード×2 | ダブルスロット SDカード/SD・MSカード | シングルスロット |
防塵防滴 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ |
タッチパネル | ○ | ○ | ○ |
ゴミ取り機構 | ○ | ○ | ○ |
タイムラプス | ○ | ○ | |
ライブビュー | ○ | ○ | ○ |
可動式モニタ | バリアングル液晶 | チルト可動式液晶 | チルト式液晶 |
GPS | |||
USB充電 | ○ | ○ | |
RAW+JPEG同時記録 | ○ | ○ | ○ |
バルブ | ○ | ○ | ○ |
RAW | 14bit | 14bit | 12bit/14bit |
タイム | ○ | ||
PictBridge対応 | ○ | ||
セルフタイマー | 10/2秒 | 10/5/2秒 | 20/10/5/2秒 |
インターフェース | HDMIマイクロ、USB Type-C | マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ | USB Type-C、miniHDMI |
AFセンサー測距点 | 最大6072ポジション | 35mmフルサイズ時:693点(位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時:299点(位相差検出方式)、APS-Cレンズ装着時:221点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) | 273点(静止画モード、撮像範囲FX、シングルポイントAF時) |
4K対応 | ○ | ○ | ○ |
動画記録画素数 | 4K(3840×2160) 59.94fps | 4K(3840×2160) 30p | 4K(3840×2160) 29.97fps |
ファイル形式 | MP4 | XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | MOV/MP4 |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | H.264/MPEG-4 AVC | |
音声記録方式 | IPB:ACC/リニアPCM(選択可能) IPB(軽量):AAC | LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 | リニアPCM AAC |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.2 |
BLE(Bluetooth Low Energy) | ○ | ○ | |
Wi-Fi Direct対応 | ○ | ||
NFC | ○ | ||
サイズ(幅x高さx奥行き) | 138.4×97.5×88.4 mm | 126.9×95.6×73.7 mm | 134×100.5×67.5 mm |
重量(本体) | 598 g | 565 g | 585 g |
まとめ
そんなこんなで、EOS R5を他社と比較してみました。私は冒頭でも述べたように今の所SONYからCanonに出戻りするつもりはありませんが、こうなってくると心配なのはNikonですよね。こっそりと凄いマシンを開発しているような気がしないでもないですが、業界自体が落ち込み気味ですから、ぜひとも凄いものを作って巻き返して欲しいと思います。
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