撮影の基礎知識

初心者でも簡単に白い糸のような滝を撮れる!スローシャッターのススメ。

2016年5月21日

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みなさん、こんにちは。週末はいろんな場所に撮影に出かけ、充実した日々を過ごしているささのはです。カメラを趣味にしてもうすぐ4年。始めたばかりの頃に比べると多少は上手くなりましたし、テクニック的な知識も増えました。

さて、だいぶ暖かくなってきて、これからは滝を撮るのに最適なシーズンですね。先日、静岡の白糸の滝に行ったのですが、それはそれは幻想的な写真を撮ることができました。

みなさんは、滝が白い糸のように流れている写真を見たことがありますか? あれはどうやって撮っているんだろう? 僕は最初の頃はずっとそう思っていました。カメラを持って普通に撮っただけでは、糸のような滝の写真は撮ることができません。

でもね、ちょっとした機材と設定さえマスターしてしまえば、簡単に糸のような滝の写真を撮ることができるんです。知りたくありませんか?

今回はそんな滝を撮りたいあなたへ、スローシャッターのススメです。

スローシャッターで滝を白い糸のように撮ろう!

スローシャッターとは?

スローシャッターとは、低速シャッターと同じ意味です。 おもに滝や川、海など水の流れを清らかに表現するときに多用されます。 ただし、スローシャッターでの撮影は手ぶれする可能性が高いので、三脚を使用してリモートスイッチで静かにシャッターを切るようにして、カメラぶれを防ぎましょう。

引用:withPhoto

意味としては、単純にシャッターを開ける時間を長くして撮影するってことです。

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f4.5 / 1/60 sec

これが普通に撮った写真。

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f8 / 1 sec

こちらはスローシャッターで撮った写真。

1枚目がシャッタースピード1/60秒に対して、2枚目は1秒です。シャッターを長く開けることにより、点が何重にも重なり線のように見え、白い糸のように見えるわけです。

スローシャッターに必要な機材

人間の体は精密に止まっておくことができません。カメラを構えた際、1秒以上の設定ではどうしてもブレが生じてしまいます。そこで必要な機材が出てきます。

三脚

カメラを固定するのに最適なのは、なんといっても三脚です。滝だけでなく、星を撮ったり、工場を撮ったりと、今後必ず役に立つので、ぜひ1本は持っておきましょう。スローシャッターだけでなく、厳密に構図を決めたい際も三脚は絶対あった方が良いです。

レリーズ

三脚があっても、カメラのシャッターを切る際に手で押していたのでは、結局はブレてしまいます。タイマー予約で代用という手もありますが、これを機会に買った方が良いでしょう。

NDフィルター

こちらはレンズにつけるサングラスの役割をするフィルターです。

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日中の明るい時間に長時間シャッターを開けると、露出オーバーになってしまい画面が白トビしてしまいます。

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そんな時に役立つのがNDフィルターです。レンズにつけることによって、光の光量を調整することができ、日中でも長時間シャッターを開けることができます。ND4,ND8といった風に、数字が大きくなればなるほど、暗いフィルターになるので、自分の用途を考えて選ぶのが良いです。ちなみに僕は普段はND8をよく使います。

撮影にオススメの設定

明るい場所ならISO100 / f8〜11 / シャッタースピード1秒

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f9 / 1 sec

こんな感じで撮れます。

暗い場所ならISO100 / f8〜11 / シャッタースピード2〜3秒

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f11 / 2.5 sec

こんな感じに撮れます。

河の流れと一緒に撮りたかったりすると、また設定も変わってきますし、好みもあると思いますので、一概には言えないのですが、参考にして自分が一番良いなと思う設定を見つけてください。

まとめ

そんなわけで簡単ですが、滝の撮り方について紹介してみました。良い写真が撮れると、本当に嬉しくなるので、ぜひみなさんも試してみてください。

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ささのは

風景やポートレートを撮っています。
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